合気道の試合、観たことある?
合気道の試合ってどうやるんだろう?
同じ武道でも、柔道や剣道の試合はたまにテレビでやってるし、野球やサッカーといったスポーツはほぼみなさん、ルールはわかるのではないでしょうか。
それぞれの競技のルールの中で、選手達は勝つために必死に練習し、最終的に優勝することを目標にしています。
では、合気道のルールってどうなってるんだろう?
どうやったら相手に勝つのだろうか?
格闘技のように打撃でノックアウトさせたり、寝技で抑え込んだりしたら勝ちなのかなぁ?
そういえば聞いたことないですよね。まさしく合気道の謎のひとつです(笑)
合気道には試合がない
なんと!合気道には試合がないんです。
え、え!?
今、なんて言った?
し・あ・い・が・な・い
・・・武道なのに試合がない。
驚愕の事実。
試合がないということは、勝ち負けがない!ということ。
試合がなく、勝ち負けがないことは、合気道の大きな特徴のひとつです。
しかし、このことが合気道をわかりにくいものにしているようです。
だから、
合気道は強いの?実戦で役に立つの?
こういう問いが発せられる所以でもあります。
でも、客観的に力の優劣を決しないのですから、わかりようもありませんよね。
合気道は争わない武道
合気道は、他人と勝敗を争うのではなく、互いに尊重し合うことを重視しています。
試合があるとどうしても勝ちたいという気持ちが出てきて、合気道が目指す「宇宙自然との調和」の考えとは相反するものとなってしまうのです。
合気道は、稽古を通じて自分を律して心身を鍛錬し、相手と争わず、相手とともに成長していく武道なんです。
ではでは、また。
だいきち