合気道の面白い動き【舟漕ぎ運動】
エイホー、エイホー
合気道の基本動作のひとつに、舟漕ぎ(ふなこぎ)運動があります。
初めて見たときは、その名のとおり舟を漕いでいることを連想させる動きで、こんなのが武道の動きに役立つのかなぁ、ちょっと変な動きで面白くもあり笑っちゃいそうだなぁ、なんてことも感じていました。
また、掛け声も、エイホー、エイホー、なんです。まさに、エアーギターならぬエアー舟漕ぎ、ですね(笑)
重心の移動
やりかたは、まず右半身の構えで、腰を落とします。エイ、という掛け声と同時に、両手の甲を前に押し出しながら、右足に体重を移動させ、次にホー、という掛け声とともに、両手を腰の側面まで戻しながら、体重を左足に移動させます。
( 間違っても、「志村けんの変なおじさん」にならないようにね・・・(爆笑))
これを、
エイホー、エイホー、エイホー、エイホーっと繰り返していきます。
左右の半身、どちらでも行います。
そのあとには、短いバージョンもやります!
つまり、エイ、という掛け声の一拍で、先程のエイ、ホー、の二拍でやった動作を素早くやります。
エイ、エイ、エイ、エイ、エイ、エイ、エイ、エイーって感じです。
合気道名物
舟漕ぎ運動は、丹田・腰の鍛練のためにやってるといわれています。
他の武道では見られない独特の動作で、まさに合気道名物です(笑)
舟漕ぎ運動に慣れてくると、腰の重心移動なんかは、普段の技の稽古のときにも、かなり効果的に活かすことができるようになり、相手を「崩す」のに有効であることに気づいていきます!
今では、気が波のように動いている、そんな感覚があります。
ではでは、また。
だいきち