なるほど合気道

何とも不思議な合気道、実際にやってみたらどうなった!?

合気道は武器を使う【剣の巻】

稽古で使う武器は三種類

 

通常の稽古で使うのは、木剣、杖、短刀です。

まずは木剣。

もともと合気道は剣術を基本にしているので、木剣を使うのは当然といえば当然。

 

ただし、同じように木刀や竹刀を扱う剣道と比較すると、合気道の木剣の使い方はずいぶんと異なります。

 剣道は、相手の面、小手、胴に竹刀が当たると一本!となります(突き、もありますね)。そのため、いかに相手よりも特定の部位に早く打ち込めるかが大切です。

 

一方、合気道の木剣の使い方は、本物の刀、真剣をもって相手を斬るような動きをします。そして、この動きがとても重要。

 

ある程度慣れてくると、相手の腕などを木剣に見立てて技をかけることができるようになってきます。そこにさらに、真剣で斬るような動きができると技の完成度が高くなり、技がきれいにきまってきます。

 

初心者のときでも、たとえば四方投げの稽古ではそのことをはっきりと実感できたし、その実感がまた、合気道楽しい‼って思う瞬間でもありました。

 

もうひとつ剣道と違うこと

 

剣道と合気道、剣の稽古で大きく違うことがまだまだあります。今回はもうひとつだけお話しします。

剣道の素振りは、ずっと同じ方向を向いて、ひたすら竹刀を振り続けるのに対して、合気道は、前後左右や斜め方向、つまり八方に向かって木剣を振るのです。

 

どういう意味合いがあるのかというと、剣道は稽古でも試合でも相対するのは一人。団体戦だろうが勝ち抜き戦だろうが、一人ずつと対戦します。

 しかし、合気道は複数人を相手にすることを想定しているからです。周囲を複数人で囲まれても斬り抜けることができる、そういう稽古をしているのです。

 

 

 

ではでは、また。

 

だいきち