合気道は武器を使う【短刀の巻】
短刀取り
剣、杖の話をしましたので、最後は短刀です。
護身術のイメージがあるので、合気道では短刀を使うことを知っている人は結構多いのかもしれません。
私も黒帯になって、やっと短刀取りの稽古ができるようなったときには、ついにここまできたか!って嬉しくなりました(^^)
もちろん、稽古で使うのは、木製の短刀です。
短刀での攻撃は4種類
短刀を持った相手の攻撃は4種類あります。
突き、正面打ち、横面打ち、後ろからの攻撃、です。その攻撃をかわし、短刀を取り上げて相手を制します。
突きは、短刀の刃が上を向くように持ち、自分の背中で隠すようにしておいてから突きます。
正面打ちは、逆手に持ち、振りかぶって、まっすぐに振り下ろします。
横面打ちは、逆手に持ち、振りかぶって、斜めに、相手のこめかみめがけて振り下ろします。
後ろからの攻撃は、相手の後ろから片手は相手の肩をつかみ、もう片方の手で短刀を背中に突きつけた状態から、突きます。
緊張感
短刀取りは緊張感が高い稽古のひとつです。
さすがに刃は木製なので、ミスがあって身体に触れても刺さることはありません。
しかし、相手がナイフを持ち、こちらは素手の場面を想像してみるとわかりますが、その恐怖は相当なものです。
そして、短刀が本物であると思いながら稽古をするので、どうしても腰が引けたり、相手との間合いが遠くなりがちで、なかなか懐に入っていけません。
そんな自分の内にある恐怖に克って、一歩踏み込むことができるようになるためには、稽古を繰り返していくしかありません。
ではでは、また。
だいきち